RHCE受験体験記(ただし不合格)

RHCEを受験してきました。
タイトルにあるとおり不合格(下位資格のRHCTに認定された)だったのですが、簡単にメモを残しておきます。

ただし、試験内容については口外することが堅く禁じられており、ここでは述べることができませんので、雑感を書き連ねるという感じになってしまいます。*1

具体的なことはRed Hat社のRHCE公式情報をご参照ください。

  • 試験の印象
    • 試験範囲はRed Hatのページに掲載されている概要と同じ
    • 大きく分けて「トラブルシュート」と「構築」のセクションがあるが、時間的な制約がある分、構築の方が難しく感じた
      • 制限時間に余裕がないので、シェルの補完機能とか、viの操作とか、Unix系の基礎的なスキルがないと厳しい
      • 同様に必要な経験としては、万が一設定を誤ったときにも、正常状態に復旧させる必要があるので、システムに変更を加える前にconfigのバックアップをとるというようなadmin的な作業が自然にできないようだと、やはり試験通過が難しくなるかも
    • 正確な作業が求められるので、ある機能を実現するように求められたとして、その機能が実現できたかどうかを確認する手段も知っていて、確実に実行できる必要がある
    • 知識レベルとしては、LPIC-1とLPIC-2の中間ぐらい?(私は、LPIC-2を2004年に取得しています)の印象
  • Red Hatで提供されるRHCE関連の講座について
    • 講師が試験内容を漏らしたり、ヒントを与えたりということはなかったので、試験に対する直接的な助けにはならない
    • ただ、実際にRed Hatの講師からノウハウを学ぶことができるので、個人的には勉強になった
      • 仮にオンラインでドキュメントが手に入るものであっても、講義で体系的に習うと、食わず嫌い的な理由で触れたことのなかった知識が見つかる場合もある??
    • 会社の費用で行かせてもらえるなら、行っておいて損はない、という感じ

*1:試験前に署名させられるNDAには「受験者同士で話し合うことも禁止」というようなことが延々と書かれています。ネットでRHCEの情報を調べようとしても、試験結果などを単純に書いているような記事ばかりがヒットすると思うのですが、さもありなんです。