Dropbox LAN sync

DropboxにはLAN syncという機能があります。Dropboxに保存されたファイルの同期を行う際、Dropboxサーバーからファイルを取得するのではなく、LAN内のノードとの間で直接データ転送できる機能です。
LAN syncを行うためには、同期に参加するノードでTCP/UDP 17500を開放する必要がありますが、Dropboxサーバーから直接ファイルを取得するのに比べて、ずっと高いスループットでファイルを取得できます。PCに新しくDropboxをインストールした直後や、別のPCから大量のファイルを登録した直後など、同期に時間がかかることがありますが、LAN syncを使うと短時間で最新の状態に更新できます。

自宅からDropboxサーバーとの間で同期(主に下り)を行うと、最大でも500[KB/sec]程度しか得られず、遅いときは1[KB/sec]程度に落ち込むときもあるのですが、LAN syncでは3000[KB/sec]前後で安定した速度が出ます。(自宅LANは1Gbpsであるにも関わらず100Mbpsすら使い切れていません。送信側・受信側ともにDropboxのプロセスでCPUが振り切っているのでボトルネックになっているような印象を受けました)