インターネットは「僕ら」を幸せにしたか?

2005年9月出版ということもあって,目新しい内容はないが,現状に対してやや批判的な論調が貫かれている一方で,誇張や不必要に不安を煽るような表現は少なく,よく書けている。
せっかくRFIDや,Nシステムのような個人情報のデータベース化の脅威なども話題として取り上げているのに,インターネットに内容が限定されるかのような印象を与える書名は残念。

「僕ら」とは,誰か。