奄美 羽田

土曜日の奄美大島は一日中雨だった。



  • 上は奄美大島名物の「鶏飯(けいはん)」。ご飯の上に,鶏肉や卵のそぼろなどの薬味をのせて,鶏のだし汁をかけて,お茶漬けのようにして食べる。だしの香りが良くて,とてもおいしい。
  • 下は初体験の鶏肉の刺身。なんでも生で食べるのはよくないと思いつつも,好奇心に負けて食べた。さっぱりしていて,悪くなかった。すりおろしのにんにくと,スライスしたタマネギが一緒に出てくるのは,馬刺しなどでもよくある取り合わせ。
  • この「ひさ倉」という食堂では養鶏場を持っているそうで,新鮮な肉が出てくる。


  • 奄美大島北部の「あやまるの丘」。記念碑の碑銘曰く「『アヤに織られた手鞠』によくにているところから,いつの頃からか『アヤマル』と呼ばれるようになり,地名になったんだろうと伝えられ」ているらしい。(奄美で最近できたらしい看板や石碑の文章は,口語的な表現が混じるものが多いように感じられた。)
  • 猛烈な風が吹いていて,カメラを構えるのも一苦労。持って行った傘を壊してしまった。


  • 島北部の宇宿貝塚。古代遺跡としては,国内では吉野ヶ里遺跡や登呂遺跡にも行ったことがあるが,貝塚プロパーの遺跡施設ははじめて。
  • 一般大人200円。高大100円だったが,学生証を車に置いてきたために,200円支払った。


  • 帰りは19:00出発の便だったが,予定時刻を過ぎてもずっと「天候調査」のまま。
  • そもそも,鹿児島→奄美大島便が遅れているため,使う飛行機が空港にない。
  • つき揚げ,黒豚カツ,マグロの竜田揚げ,ビールで時間を潰す。


  • 20時ごろ,ようやく鹿児島から飛行機が到着。結局,2時間遅れの21時に出発。
  • 乱気流で危険だとかで,飲み物などの機内サービスはなし。便所の利用も禁止されていたので,出発前にビールを2杯飲んでいた身としては,膀胱が張り詰めてつらかった。
  • 毛布すら配らなかったので,フライトアテンダントにとっては,普段よりも楽なフライトだったに違いない。


奄美大島の食事は,とてもよかった。
アフィリエイトなどを設置すると余計な疑いを招くので,食べ物についてはキーワードだけ記すが,上に載せた鶏飯の他,アオサの天ぷら,煮貝など,当たり外れなくうまかった。まだまだ舌が肥えているとは言えず,なんとなくしか違いが分からないが,奄美特産の黒糖焼酎も何種類も飲み比べる機会に恵まれた。中でも「高倉」と「れんと」は,どちらも定番ということだったが,どちらもおいしかった。


それにしても,コンパクトデジカメも性能がよくなったものだ。今回は,EOS 20Dではなく,IXY Digital 900ISを持って行った。特に,最後の写真など,暗がりの飛行機を手持ちズームで取っているのに,ノイズは高感度モードの宿命として諦めるとしても,きれいに撮れている。記録用途としては,必要十分。