通勤路に、桜並木の通りがあります。



「通り」と書いたように、公園でも広場でもないところなのですが、桜の咲く季節になると、平日からビニールシートを広げて花見をしている人たちがたくさんいます。仮設の公衆トイレが置いてあって、臭いが漂って来ますし、お世辞にも綺麗なところではないのですが、みんな実に楽しそうです。



ここ数日は穏やかな日が続いていて、夜、外に座っていても寒くないぐらいなのですが、先週の木曜日の花冷えとでもいえそうな寒かった日でも、やはり全員コート姿の花見客が、五分咲きの花の下に陣取って酒を飲んでいました。



この春も、日本人の桜に対する強い執着心を改めて思い知らされました。自分も桜の花は美しいと思うのですが、寒さに耐えてまで花見を強行するほどの根性がありません。