Unix研修2

今週もUnix研修。先週はユーザーとしての操作方法が中心だったのに対して、今週はサーバー管理が主題。



ストレージの管理方法などはエンタープライズUnixならではのプロプライエタリ・ツールがあったりして、新しく覚えることが多い。

正直に言うと、オリジナルのバックアップ・コマンドがいくつも現れたりすると、ついつい「tarで良くない?」などと思ってしまうことも少なくない。でも、言ってみれば、弊社が勝手に開発して勝手に売っているマシンの上に載っているツールなのだから、逆に、それを売る立場である私たちは、たとえ新入社員であっても十分に理解して説明する力を付けておかなければならないんじゃないだろうか。つまり、お客様から「tarでいいんじゃないですか」というご質問をいただいたときに、はっきりと「いいえ、このツールではtarではできない○○ができます」とか、「管理者の手間が減ります」などという説明ができなければ、それは極端に言えば会社の存在意義を否定するのと同じことではないだろうか。



次々と新しい技術を勉強していると、苦労して習得できたこと自体の満足感も大きいので、そこで終わりにしてしまいたくなるので、そこからさらに一歩踏み込んで、ある製品の業界の中での位置づけとか、弊社の旧製品との比較といったところまで考えようとするのは、必ずしも簡単なことではない。でも、この時期の基礎固めこそが、将来「まともな」SEになれるかどうかの境目だと思うので、何とかやっていこうと思う今日この頃。