5年後

学生時代に研究室のwebmasterをやっていたとき、「一大事業」として力を入れたのが、イントラ・サイトのwiki化でした。HTMLファイルがバラバラに配置されていて、更新するだけでも一苦労という仕組みになっていたイントラ・サイトを、pukiwikiを骨組みとした動的なサイトに作り替えて、情報を見つけやすく、更新するのも楽なサイトに作り変えました。

設計と移行手順を考えるのにも一苦労でしたが、コンテンツの移動に至っては、ひたすらコピペと整形を繰り返すだけの地味な移行作業でしたが、実際に移行が完了したあとも周囲の反応がよくわからず、正直なところ自分として正しいことをしたのかどうか自信がありませんでした。大切な時期に時間を無駄にしてしまったとすら思っていました。

それが、先日、ちょっとした機会に研究室の仲間と集まって酒を飲む機会があったときに、お前がやったwiki化は英断であったと言ってくれるメンバーがいたのです。5年も前の作業について自分が担当したことを覚えていてもらえているのも不思議でしたし、所詮は酒の席での話とはいえ、肯定的に評価してもらえるなど思ってもいなかったので、不意を突かれてつい嬉しくなってしまいました。

もっとも、褒められて嬉しかったというだけだったら、その場でニヤニヤして終わりという話に過ぎないのですが、わざわざblogにしたためているのは、リップサービスであっても、そんなことを口に出して言ってくれる人間が身近にいたのに、当の本人は自分の行動を半ば否定的に捉えていたという構図が、実におもしろく思えたからです。(きっと逆パターンもありうるでしょうが、そちらは「知らぬが仏」で済ませたい。)


先日、同僚(と呼ぶには身分が違いすぎるのだが)のAさんのblogのくつろいだ雰囲気を見て、つい自分も久々にblogという形で何かを書きたくなりました。これはこれで、久々に感じる不思議な気持ちをおもしろく思いました。


話は変わって、今日は仕事帰りに散髪に行きました。今の業務は24時間待機の仕事なので、バックアップ・スタッフの少ない週末に行く替りに、思い切って平日に行ってしまうことにしました。店は空いていて、その上平日特別料金で切ってもらえるし、色々と悪くなかったので、これからも髪を切るのは平日にしようと思いました。