エクサバイト

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久しぶりのSF小説

塚本昌彦教授(チームつかもと*1のアレが一般的な世界になった、という仮定の物語。
この未来では、人々が、ユニットと呼ばれる録画録音装置を体内に埋め込み、日々の暮らしを記録しています。
ユニットは、ある分野のエキスパートの視線を辿ることができるため、ユニットを使った映像作品なども現れ、好評を博す一方で、当然のごとく、ユニットを巡る陰謀が巡らされたりもします。


同時代に書かれたSFはほとんど読んだことがなかったのですが、なかなかおもしろかったと思います。

人によっては、「記憶」と「記録」の違いについて、改めて考え直すきっかけになるかもしれません。

*1:塚本先生は、新聞などでも写真が掲載されることがあるので、業界の人ならば、顔と名前が一致していなかったとしても、先生の写真を見れば、見たことがあると思う人が多いのではないかと思います。