Palm Foleo

Linuxベースのフルキーボード付き端末。Palm Foleo 実機ギャラリー - Engadget 日本版(Engadget Japan)


VAIO Type-Uにしろ,工人舎の小型ラップトップにしろ,いくらハードウエアが小型で魅力のある製品であっても,起動に時間がかかるWindowsベースのマシンは,モバイルで使いにくい。まだまだHDD搭載機が多いのも衝撃に弱く,SSDの普及までには時間がかかる。VAIOだけでもType-U, G, TとSSD搭載機種はたくさんありますね。)


昔,Psionとか,Windows CE端末で言えばカシオペアのような,すぐ起動して使用できるというコンセプトのフルキーボード端末があったのに,ようやく本格的なモバイルブロードバンド時代へと差し掛かりつつある今日まで命脈を保つことができたものは少ない。W-ZeroEM・ONEのように,おまけのキーボードが付いているタイプか,あるいはカーソルキーやファンクションキーなどを除くと,あとはタッチパネルしか入力方法のないデバイスがメインストリームとなっている。
たしかに,企業のExchange Serverなどと同期することを前提に,ビューアとしての用途がもっぱらであるような場合は,ディスプレイサイズを大きくしつつも,小型化・軽量化において有利なキーボードレス端末にメリットがあるのは事実だが,その一方で,出先でメールを返信したりするために,Thumbキーボードや折りたたみキーボードを持ち歩いたりすることを考えると,はじめからキーボードを組み込んで,1つにまとまった端末の方が携帯性が高いと感じる人も多かったはず。


Palmを開発したJeff Hawkins氏が,Treoを開発し,そしてFoleoのコンセプトに行き着いたという流れは,偶然ではない。